わかることばと言えることば

ことばの発達

突然ですが、私は英語が苦手です。

覚えている単語も少ないですし、発音もカタコト。

いざ外国の方と話をしないといけない場面になっても

なかなかことばが出てこない💦

もう少し英単語を覚えていたら、

たとえ発音が曖昧でも言えることがあるはずなのに。

単語を覚えなかった学生時代の自分を恨み、

すぐに忘れてしまう頭の悪さを恨み……(苦笑)

英語が得意な方は私の倍以上のことばを知っていて、

流暢にお話をすることでしょう。

子どものことばの獲得も似ています!!

「わかることば」がたくさんになると

「言えることば」も増えていきます⤴️

「わかることば」と「言えることば」の関係はよく氷山に例えられます。

   💎海の下に隠れている大きな氷の部分が「わかることば」「わかることがら」

   💎海の上に出ているいわゆる“氷山の一角”が「言えることば」

「言えることば」を増やすためには

まず、「わかることがら」「わかることば」を増やす必要があります。

STの言語訓練の場面で話す練習ではなく、

ことばや物事を理解する課題を多く行なうのは、

「わかる」を増やすことが「話す」に結びつくからです。

そして、STでなくても

「わかることがら」「わかることば」は増やすことができます(^^)/

ではどうやって増やすのでしょうか?

それは「体験」と「それに合うことばかけ」を繰り返すこと☝

実は何気なくやっていることなんです。

 例)お家に帰ってきて手を洗うとき。

   「て、あらおうね~」と洗面所へ

   こどもが泡をつけて洗う間に「あわあわ~」「ごしごし」

   水で泡を流すとき「ジャーして」「あわあわバイバイ」

   タオルで手を拭くとき「ふきふき」「ぴかぴかになったね」「きれいきれいしたね」

こどもの手を洗うという“体験”の一つ一つの動作に合わせて“ことばをかける”。

何気ない生活の一幕ですが、

こどもの頭の中では「あわあわ」「ジャー」「ふきふき」など

ことばが積み重なっていきます。

“体験”と“ことばかけ”を繰り返していると

身体を洗うときも「あわあわ」、食器を洗うのも「あわあわ」、

とわかるようになっていきます。

思わぬ場所で泡を見かけたときは「あわあわ!!」と

教えてくれるようになるかもしれません。

普段の生活でいつもやっていることを大切に

どんなことばをかけているか振り返ってみましょう。

できていても、できていなくても大丈夫。

こころと時間に余裕があるときは

今日のブログを思い出して

こどもの体験をことばにしてみましょう♡

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