噛むこと

咀嚼、嚥下

早速ですが、少し前、“噛むこと”を推奨するガムを発見しました😲

こどもに大人気のキャラクターが目印の板ガム。

そういえば最近のこども達はガムを食べないですね~

なんででしょう?

キシリトール入りなら虫歯予防にもなるけれど・・・

クチャクチャ噛んでる様子があまり良い雰囲気じゃないから??

そもそも、私が若い頃に比べればガムは身近ではなくなった気がします。

時代の変化でしょうか。

今回、『ガムをと~っても推奨したい!!』というわけではなく、

“噛むこと”には様々な効果があることをお伝えしたいのです(*^^*)

だから、ガムでなくても別に良い(笑)。

今日は”噛むこと”を考えていきましょう♬

そもそも、現代人の食文化は柔らかいものを好むようになり、咀嚼回数が減っています。

食べものを前歯でかじり、舌を使って奥歯へ送り、

口唇を閉じたまま舌や頬、顎を巧みに動かして咀嚼することで

口唇・舌・頬・顎が協調して動き、

口唇、舌、頬などの筋力向上や顎の成長を促します。

小さなこどもにとっては、噛んで食べる動作だけで、口の体操になり、

きれいに発音するための基礎を築くことができます。

そして、噛むことでしっかり顎が成長するので、歯並びにも影響します。

さらに、唾液には自浄作用があるのをご存じでしょうか?

サラサラな唾液はお口の中の食べかすなどをきれいに洗い流してくれます。

ネバネバな唾液は歯茎を保護してくれます。

体内の出入り口であるお口はウィルスや菌なども入ってきやすいです。

唾液は抗菌、抗ウィルス作用があることもわかってきています。すごいですね!

食事中、しっかり噛むことで唾液の分泌を促すことができますよ。

また、”噛む”ときは咀嚼筋が活発に動きます。

顎は上下運動のみならず、食物をすり潰すように横にもスライドして動きます。

意外と複雑な動きをしているのです。

咀嚼筋を使うと脳の血流が上がり、判断力や集中力がupすることもわかってきました。

スポーツ選手がガムを噛んだまま試合へ出場するのも一理あるのですね。

普段は何気なく噛んでしますが、”噛む”ことはメリットがたくさん(^^♪

是非ともたくさん”噛む”ことを経験して欲しいものです。

そう思った方はご自宅で是非”噛む”機会を増やしてみてください。

そんなに特別なことはしなくて大丈夫ですよ。

例えば・・・

  • おせんべいなど、いつもより少し硬めのおやつを出す
  • 唐揚げなど大きめに出して前歯でかじるように促す
  • りんごやきゅうりなど噛むと「シャキッ」と音がするような食材で噛むことを楽しむ
  • お茶で流し込まないように敢えてお茶は食事後半に出す
  • ソフトクリームはスプーンでなく、舌や口を使って食べる
  • 口の端について食べ物をナプキンで拭くのではなく、舌でなめとってみる

普段とは少し意識を変えるだけでお口の体操になるのです!

もちろん、毎日でなくて良いです(^^)/

気づいたとき、時間に余裕があるとき、ふと思い出したとき、Tryしてみてください。

あと、大事なこと💡

一口の量の調整や咀嚼が不十分な子は窒息のリスクがあります。

子どもの口の動きをよく見て、無理をしないように必ず見守って下さいね🙇‍♀️

(別サイトに載せた記事を修正加筆しています。)

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